英語が話せるようになる過程を具体的に解説する英語学習ブログ

英語が話せるようになる過程を具体的に解説していきます。今現在も自分が行なっている学習や英会話の練習も発信していきます。

『日本語→ジャパン語→グローバル語→英語』の思考過程の話

こんにちは、もね子です。

 

前回の記事で英語が話せるようになる過程の全体像をお見せしました。

今回からその全体像を一つ一つ解説していきたいと思います!

 

前回の記事はこちら↓

 

www.eigomaster.work

 

 

 

『日本語→ジャパン語→グローバル語→英語』の思考過程を説明するね

 

『日本語→ジャパン語→グローバル語→英語』の思考過程とは何か。

 

それは

『日本語と英語にある言語の差』に注目して、その差を埋めてくことを目指した学習方法

のことです。

 

 順を追って説明していきますね。

 

 

 

まずは言葉の定義から

 

ジャパン語だのグローバル語だのよく分かりませんよね。これらは私が英語を勉強していく中で導き出した、もしくは無意識に取り入れた(パクリではないつもり)言葉なので、それぞれの言葉を定義していきます。

 

日本語

普段私たちが自然に使っている日本語。

日本の文化に根付いた言葉なので、言いたいことを曖昧にしたり、主語を省略したりする特徴がある。

 

ジャパン語

英語のものの見方や価値観に沿った日本語。

日本語を使用にながらも、主語を明確にしたり、言いたいことから順番に伝えていくなど、英語の文章構成に近づける。

 

 

グローバル語

言いたいことを正確に伝えることを目指した英語。

非ネイティブとのコミュニケーションにおいて役に立つレベル。

基本単語と5文型を主に使用する。

 

英語

言いたいことのニュアンスを語彙やレトリック(修辞法)を使用して伝えることを目指した英語。

英語文化圏の人々とのコミュニケーションにおいて役に立つレベル。

倒置法や分詞構文などを使用して、短くも言いたいことを細かく伝えることができたり、高級単語や専門用語を使用する。

 

 

 

このように日本語と英語の間にある『言語の違い』を意識して、段階的に英語に近づいていきます。

 

この思考過程を使った具体例を見てみよう

 

百聞は一見に如かずということで、まずは例を見てみましょう。

 

アンパンマンは顔がぬれると力が出なくなります。それの “お腹空いたよ” バージョンです。

 

日本語

あぁ、もうお腹がすき過ぎて力がでない。

 

ジャパン語

わたしは空腹です。なのでわたしはできません、何にも。

 

グローバル語

I'm hungry. So, I can't do anything.

 

英語

I'm so hungry I could eat a horse. または I'm starving to death.

 

 

次に例文の解説を

 

日本語

『誰が』お腹がすいたのか明記されていません。あいまいな表現ですがこれが日本語の特徴ですね。

 

ジャパン語

そこで『わたし』という主語を不自然なほど明記しました(ここポイントです)。そして『お腹がすいたこと』『そのせいで力がでないこと』という伝えたいことを2つに分けてみました。

 

グローバル語

ここでは、ジャパン語で表現された2つのことを英語にそのまま直訳しています。言いたいことは伝えられていますね。ただちょっと無機質な感じもします。

 

英語

この段階だと文字通りに読むだけでは、日本語やジャパン語の意味からだいぶ離れているように見えます。

『え、馬を食べる?』『死ぬの?』という疑問を抱くかもしれませんが、ここで仮定法の “could” や前置詞の “to” という言葉の本質をつかんでいると、この英語の訳が腑に落ちると思います。

 

 

それぞれの過程の学習ポイントを見てみよう

 

『日本語→ジャパン語→グローバル語→英語』の思考過程をなんとなく理解できたましたでしょうか?

 

最後にそれぞれの過程でどこに着目して学習していけばよいかをお話しします。

 

『日本語→ジャパン語』の過程

日本語と英語の間にある違いを意識しつつ、日本語のままで英語独特の世界に近づこうとしています。つまり英語のものの見方や価値観を獲得しようとしている段階です。

慣れないうちはこの段階で少し考える時間が必要です。しかしここが、日本語とは異なる言語体系である英語を習得する大事なステップでもあります。

この段階を経ると英語脳が手に入ります。

 

『ジャパン語→グローバル語』の過程

すでに英語独特の世界に入っているので、単語自体の変換を行うことがほとんどです。

基本的な単語(中学で習うくらい)と5文型のそれぞれが持つイメージを獲得します。

そのうえで日本語から英語への変換を行います。この作業で反復練習をすることにより、英語でのとっさの一言が出るようになります。会話のキャッチボールができるようになります。

この段階を経ると英語感が手に入ります。

 

『グローバル語→英語』の過程

英語独特の世界で英語を使用している、という点ではグローバル語も英語も共通しています。しかし無機質になりながらも分かりやすさを追求したグローバル語に対して、英語では、その単語や文法自体に秘められた意図を駆使して、言いたいことのニュアンスを伝える方法を獲得します。世界の英語ではなく英語圏という文化で育まれた英語の気持ちを理解することで、英語ネイティブの心を鷲づかみにすることができますね。

またある一定のコミュニティーで理解しあえる単語(高級単語や専門用語)を学ぶのもこの過程です。

この段階を経ると英語力が手に入ります。

 

この思考過程は英語学習の要となる

 

このように、まずは英語独特の世界を自分の頭の中に取り込み日本語との差異を意識すること、それが英語学習の要です。

 

そして自分の必要な英語のレベル(『グローバル語』か『英語』か)を見据えて学習していくことがいかに重要かも、この思考過程を理解すると納得出来るのではないかなと思います (^。^)

 

それと、この『思考過程』は常に一歩一歩と手順を踏むのではなく、あるとき、ふっと『日本語→グローバル語』になったり、日本語が出る前の感情の動きだけで『→英語』へとたどり着くようになるんですね、おそらく。

そこには反復練習がつきものですが。。。

 

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今年こそ英語が話せるようになるぞ!

 

 

というわけで、このブログを通してこの『思考過程』をかみ砕いて説明したり、各過程で必要となる文法や単語について、『腑に落ちる』という実感が得られるように紹介していきたいと思います。

また、一英語学習者として、自分の勉強を実況中継していきますね。

 

参考にした書籍等は、参考文献として随時紹介していきます。

 

 

参考文献

柳瀬和明『目のつけどころを変えてみる!日本語から考える英会話』株式会社ユニコム、2013年

(自分なりの『思考過程』を導き出したあとに柳瀬先生の書籍を拝読しましたら、全く同じアプローチでございました^^; 今後大いに参考いたします)